ラブグラ以外の不感症治療薬もある

不感症の治療薬はラブグラだけではありません。ファイザー製薬から販売されているジフルカンも性的感度を高める薬です。しかし元々は性病治療薬として研究された薬剤なので、皮膚科では性病を治療する際に、内服薬として処方されることもあります。
しかしジフルカンの有効成分であるフルコナゾールに、膣分泌液の分泌を増加させることが認められ、現在、不感症改善薬として流通しています。
このジフルカンを服用すると膣内が潤うため、性感が上がることが期待できます。ただし個人輸入代行サイトなどでは、ジェネリック医薬品のフォルカンの方が安価に販売されています。
フォルカンの有効成分は、ジフルカンと同じくフルコナゾールです。フルコナゾールは性病治療薬であり、カンジダ菌を殺菌する抗真菌薬です。しかし腟内分泌物を増やす作用があるため性感が高まり、さらに挿入時の痛みも軽減されます。

その他、塗り薬のKYゼリーも不感症の女性に好評です。アメリカでは、潤滑ジェリーの中でトップクラスの売上があります。ジョンソン&ジョンソンによって販売されており、医薬品に分類されていますが、性病治療薬ではありません。
有効成分はメチルセルロースで、他にグリセリンも配合されています。塗布してからおよそ1時間程度、膣内を潤す効果が持続します。同時使用を禁止するような薬剤はありません。

またKYゼリーは無味無臭の、水溶性で粘性が高いジェルです。手に取ってもベタつかず、膣に直接塗って使用します。膣粘膜の乾燥を防いで、性交時の痛みを軽くします。
アレルギーとなるような成分は含まれず、これまで副作用が報告されたことはありません。使用感はごく自然で、違和感を感じるという口コミも見られません。
KYゼリーをコンドームに塗れば、摩擦や違和感を減少してくれます。ただし不感症を治療する刺激成分が入っているわけではなく、あくまでも膣内の潤滑剤として使用するのが望ましいです。
興奮作用があったり、性的感度を直接上げる薬ではありません。

服用薬と塗り薬ではどちらが不感症に効くのか?

服用薬と塗り薬を比較すると、やはりラブグラの方が不感症の根本的な治療になります。またラブグラのジェネリック医薬品も、治療には有効です。
性的興奮を得たい場合には、KYジェリーよりもラブグラやジフルカン、そしてジェネリック医薬品のフォルカンの方が効果的です。
ただしKYジェリーは手軽な塗り薬として使用でき、コンドームを溶かすような薬剤も使用されていません。従って性的感度を上げたいなら、ラブグラやフォルカンなどを服用し、それを補う意味でKYゼリーを同時使用することもできます。
ラブグラはその薬理作用によって毛細血管を拡張し、不感症を改善しますが、KYゼリーと同時使用しても問題はありません。依存症状が現れることもないので安心です。ジフルカンやジェネリックのフォルカンと同時使用することもできます。
ただし注意点としてラブグラとフォルカン、またはジフルカンとフォルカンを同時使用すると危険です。特にジフルカンとフォルカンは、どちらも性病治療薬であるフルコナゾール製剤なので、併用することはできません。

またフルコナゾール製剤を、妊娠中の人が服用することはできません。腎臓に何らかの疾患がある場合は、初めは少ない服用量で様子を見るようにします。その他、心臓や肝臓に疾患がある人も注意が必要です。
また性病治療薬でもあるフルコナゾール製剤と、睡眠薬のハルシオンは同時に飲むことが禁止されています。
しかし以上のことに注意していれば、ジフルカンやジェネリックのフォルカンは副作用が少ない医薬品です。まれに胃腸の弱い人も場合、吐き気や腹痛、下痢などの症状が現れることもあります。
その場合はいったん服用を中止して、KYゼリーを使いようにすると良いです。